このニュースが出て以降テレビなどの報道でも「抗体カクテル療法」という言葉をよく聞くようになってきました。もちろんジントニックやマティーニでコロナ感染症が治るわけではありません。
遺伝子組み換えで作ったコロナウイルスの抗体を患者に点滴するタイプです。その抗体が2種類混ぜてあるので「カクテル」と呼ばれるようです。150キロの剛球でも速球が得意なバッターにはカモになります。切れの鋭いスライダーを組合せることでどんな相手(変異株)にも対抗できるようにした!というわけです。
この抗体は、コロナウイルスの突起にありヒトの細胞に取付くスパイクタンパク質を無力化します。感染初期から重症化する前までに使用できるようですが、確保する薬量の問題から当面入院患者のみに適用されるらしいです。
この中外製薬の「抗体カクテル」の他に塩野義製薬の経口抗ウイルス薬も販売まで近づいているという報道もあり、一日も早くコロナの脅威がインフルエンザ並みになってくれればと思います。まずはワクチン摂取で自分で抗体を作っておきましょう。