ここは花崗岩を削って急流が流れる川の川床が露出した場所です。その岩には1m~数十セントメートルの穴が開いています。これを甌穴(おうけつ:Pot hole)と呼ぶそうです。「甌(おう)」とは、小さいカメやハチのこと。すいませんが亀や蜂ではなく入れ物(甕・鉢・ポット)のことです。
この甌穴ができるのに数万年~数十万年かかるそうです。
花崗岩の固い川床にもいくつか渦を巻く場所があります。その場所で小石がコロコロコロ、またやってきてコロコロコロ・・・。これを何万年も繰り返すと穴が広がり鉢が仕上がるらしい・・・気の長い研磨作業です。(笠置町/布目川)