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なんで梨地になるんだろうか??? ベトナムの工場でアルミニウム丸棒を電解研磨(EP)して

VINA ASTEC(ビナアステック:当社ベトナム現地法人)で、従来からやってるステンレスの電解研磨に飽き足らず、アルミニウムの電解研磨を始めたようです。次から次へと実に研究心旺盛な連中です。

【電解研磨(EP)処理前↓】

アルミニウムの電解研磨(EP) VINA ASTEC(ベトナム)

【電解研磨(EP)処理後↓】なるほど素材の丸棒が側面・断面とも表面処理されているのが目で見てわります。でもステンレスの電解研磨とは処理の要領がだいぶ違うらしいです。

アルミニウムの電解研磨(EP) VINA ASTEC(ベトナム)

ちなみに、棒材の断面部と側面部で仕上がりに違いが認められます(上の写真)。断面部はサラっとした「梨地(ナシジ)」と言われる仕上がりです。梨地とはKAT-TUNの亀梨和也の省略形ではありませんし、「それなら梨也ですよね」とムダなツッコミも不要です。

亀梨裕也サワーズカメカメKAT-TUN

VINA ASTECのホームページの説明では「金属を圧延して丸棒にする時、その結晶構造に方向性ができる」というようなことが書いてあります。それって素人的に想像すると、↓こういうことでしょうか?

丸棒の圧延と結晶構造の変化1

絵は全く適当で正しい理論に基づくものではありません。想像するにこんな感じに圧延するから構造が変化して・・・

丸棒の圧延と結晶構造の変化1

↑こんな感じになって、側面と断面とで電解研磨のかかり方が変わってくる。そして断面が梨地と呼ばれる、テカテカじゃなくツヤ消しっぽい仕上がりになってしまう・・・ということなんかなぁ・・・と思いました。

例によって勝手な想像で言いっぱなしなので、きちんとお勉強したい方は専門家にホントのことをお尋ねください。

: 2020/09/07

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