■コロナウイルスとビタミンDの摂取
当社の杉田章一社長はウイルス感染症対策のひとつとして、ビタミンDの摂取を心がけているそうです。
ビタミンDは骨の成長や生まれ変わりを助ける栄養素としてよく知られています。最近はコロナ禍の中で、コロナウイルス感染による重症化を防ぐ効果についての研究論文が多く出ているようです。
■コロナウイルスとビタミンDの摂取
コロナウイルスに感染した場合、グラフのように、「血中のビタミンD濃度が高い人ほど重症化しにくい」傾向が見られるようです。(参考資料:田中消化器クリニック「健康コラム」)
■コロナ感染症はなぜ重篤化するのか
コロナウイルスに感染すると体中の免疫システムが総動員されます。では、コロナ感染症で重篤化するのは、免疫システムが弱いからでしょうか? いえいえ、人間の免疫システムはコロナウイルスのような初めての外敵に、カラダ中の免疫システムをフル発動させ対抗します。
ところが、免疫システムが持つ強力なミサイルや爆弾を、市街戦とも言える体内でフルパワーでぶっ放すと自分もただでは済まない・・・という状況が起こってしまうのです。
●普通の相手なら
ウイルスが感染すると免疫細胞に司令がでます。免疫細胞を活性化したり感染部位に集合させたり・・・。
免疫システムが熟知する手慣れた相手なら、こんな↓感じで余裕で上手に退治してくれます・・・が、
●コロナウイルスの場合は
強敵COVID-19ではそうは行かない。↓こんな感じで未知の強敵にパニクった免疫システムが暴走し大混乱が起こっているようなのです!!! サッカーなんかでも、相手が強いと押されてる側は焦ってラフプレーが増えますよね。(同じか?)
恐ろしいエイリアンに、免疫システムの司令部は狂ったように攻撃司令を発出し続けます! これがサイトカイン ストームと呼ばれ、本来なら免疫細胞たちを活気づける物質(サイトカイン)が大量生産され、守るべき細胞達を攻撃。そして急速な症状悪化、呼吸困難、多臓器不全を引き起し重篤化させてしまいます。なんと!コロナ重症化は自分の免疫システムのせいだった・・・。
■ではビタミンDはどう役立つのか?
もともとビタミンDにはこの「過剰反応」を抑制し呼吸器感染症の予防や重症化低減の効果があることが知られていました。最近は先のグラフのように「新型コロナウイルスにも効果がありそうだ」と言うことらしいのです。ワクチン打っても効果は永久じゃないし、ビタミンDにも期待したいですね。
■ビタミンDの摂取は適切に。過剰摂取はダメ!
ビタミンDはサケ・サバなどの魚、バターやチーズ、きのこ類などに含まれます。また日光(紫外線)を受けることによって体内で生成もできるようです。食生活や生活パタンによっては定常的な摂取が難しい場合もあります。サプリメントなどによる摂取もできます。
ただしビタミンDの過剰摂取は他の病気を引き起こしますので量や用法を正しく守り、自己責任で摂取してください。
※ビタミンDの過剰摂取による健康障害について: ビタミンDの適量を越えた摂取は、高カルシウム血症を起こし血管壁や腎臓・心筋・肺などに多量のカルシウムが沈着。 そのため腎機能障害や食欲不振、嘔吐、神経の興奮性の亢進などの症状が現れる(健康長寿ネット)
※この総務部ブログは、まずいことに筆者の勝手な思い込みや素人の勝手な専門知識解釈で書かれています。気になる方は自分でちゃんと調べましょう!